今現在、日本にはワーキングプアが約550万人、さらに生活保護を受けている人の数は約150万人。生活保護を受けている世帯は100万世帯、となっています。考えてみると、かなりの数がワーキングプア、生活保護を受けているのだ、ということがわかります。しかし、ワーキングプアの生活だけが苦しいわけではありません。住宅ローンに追われるサラリーマンの生活も、決して楽ではありません。日本人はかなりのお金を稼いでいます。しかし、手元に残らないということは、それだけ同時に使っている、ということを表します。
そんなサラリーマンの生活は、それこそ目の前ににんじんをぶら下げられて走る馬の姿を彷彿とさせます。資本主義の社会で働き、上を目指し続けるというのはこれに似ています。
朝、目覚ましのひどい騒音で一日が始まり、つかれた体を電車に乗せ、会社ではストレスの元となる同僚や上司に愛想笑いをしなくてはなりません。ひどい残業をやりおえ、へとへとになって帰宅。これが、人生設計だといえるのでしょうか?死ぬための設計をたてている、と揶揄されても仕方ありません。
結局、大量生産大量消費というライフスタイルの中で、必要のないガラクタばかりを買い集めた結果がこれです。シンプルライフの方がすばらしいのではないでしょうか。
ゆとりをもって暮らす、というのは、人間にとって非常に大切なことだと思います。もちろん、人の好き好きでしょう。私は忙しいほうが生きがいを感じられる、という人もいるでしょう。そういった人にまで、ゆとりのある生活をすすめるわけではありません。ただ、今の生活につかれ、その理由がわからない、という人には「こんな生き方もあるんですよ」と提案したいだけです。
ワーキングプアに陥っても、ゆとりのある生活をすることは可能なはずです。もちろんそのためには住む場所を変えたり、田舎暮らしに挑戦したり、住み慣れた土地をすてたり、といったある種の決断も必要でしょう。しかし、幸せに生きることの方がより重要だと思います。シンプルに生活すれば、質素でもゆとりのある暮らしができることはまちがいないでしょう。田舎によっては、定住すれば家も畑もくれる、という過疎化した村もあります。豊かに生きるためには、モノよりも心だと、私は思います。
ワーキングプア という生き方 All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24